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Latest Information 2016年02月号(Vol.461)

【新製品情報】トヨタ自動車(株)第四世代プリウス向け製品の量産開始

当社グループは、トヨタ自動車(株)が昨年12月に販売を開始した第四世代「プリウス」向けに、「床下パイプハーネス」や「パワーケーブル」などのワイヤーハーネス製品やハイブリッドモータ用「平角コイル線」、焼結部品、電子製品などを開発、量産を開始しました。

「床下パイプハーネス」は、ハイブリッド車両の床下にある高電圧ハーネスで、アルミ製のパイプ内にインバータからバッテリまでの大電流を通す電線が納められています。アルミパイプは電磁波の影響軽減と小石や砂利から内部の電線を保護する役目をもっています。電線は耐屈曲性を確保しながら、お客さまの軽量化ニーズにこたえるため、新開発した高強度アルミ電線を新規採用しました。

ハイブリッドモータ用「平角コイル線」は、今般、材料を見直すことで、絶縁性を維持しながら皮膜を薄膜化することに成功、また、生産方法を見直すことで膜厚均一化を実現しました。これにより、より密度濃くコイルを巻くことができ、ハイブリッドモータの小型化、ひいては車両燃費改善と低コスト化に貢献しています。

その他にも、車の多チャンネル通信ネットワークを支える「セントラルゲートウェイ」、当社開発歯形の採用によりハイブリッドシステムの効率化に貢献した焼結部品「ジオクロイド®ロータ」、ハイブリッド車のインバータとモータを結ぶ高電圧ハーネス「パワーケーブル」など、数々の製品を開発、量産を開始しています。

また、プリウスラインオフ式・プロジェクト表彰においては「床下パイプハーネス」が「CE※特別賞」を、そして「平角コイル線」が「技術賞」を受賞しています。

当社グループはこれからも、グループの総合力を生かし、社会の多様なニーズにこたえる製品を提供していきます。

※CE:Chief Engineerの略

自動車事業本部、機器電線事業部、焼結製品事業部

【新製品情報】Webアプリケーション開発基盤「楽々Framework®3(らくらくフレームワーク・スリー) Ver.2.2」を発売 ~画面デザインを自由にカスタマイズ、レスポンシブWebデザインにも対応~

「楽々Framework®3」は、業務システム開発のための部品組み立て型Webアプリケーション開発基盤であり、システム設計から保守段階までの広範囲にわたる品質、生産性の向上とコスト削減を実現します。

今回発売した「楽々Framework®3 Ver.2.2」は、画面デザインのHTMLからスタイル(CSS)を分離して完全に含まないシンプルなHTMLが選べるようになり、CSSフレームワーク※などを利用して自由にスタイル(装飾や見栄え)をカスタマイズできるようになります。さらに、レスポンシブWebデザイン(スマホやタブレットなど端末の種類や画面サイズにあわせて動的にデザインが変化する)が利用可能になりました。これにより一つのプログラムを作成するだけであらゆる端末に対応ができ、開発の効率化や品質向上がはかれます。

また、お客さまのご要望にこたえ「楽々Framework®3」の統合開発環境「RakStudio」を日本語に加え英語、中国語対応しましたので、オフショア開発をスムーズにかつ効率的に進めることに貢献します。

※CSSフレームワーク:Webサイトを作成するためのツールで、CSSのClassがはじめから用意されており、CSSの知識が乏しくても、フレームワークに沿った記述をするだけで、Webサイトが作成できる。

住友電工情報システム(株)

【展示会】「ケーブルテレビ テクノフェア2016」に出展

10G-EPON「FSU7100」
10G-EPON「FSU7100」

高度化・多様化する新しい技術に触れることを目的に、「ケーブルテレビ テクノフェア2016」が2月19日(金)に開催されます。今回のテーマは、「加速するケーブルテレビの新時代!」です。当社は10G-EPONなどを紹介します。

公式サイト
http://www.techno-fair.com/2016/
会期
2月19日(金)
会場
大阪マーチャンダイズ・マート
出展製品
10G-EPON「FSU7100」、4K放送設備、IPセットトップボックスなど
映像システム営業部

【新製品情報】「高強度アルミ合金電線」を開発、量産開始

当社グループは、強度と耐振動性に優れた自動車用「高強度アルミ合金電線」を開発し、量産を開始しました。

昨今、自動車には安全、快適装備に加え、環境保護対策としてさらなる燃費向上が求められています。そのため、自動車1台当たりの総重量が約20kg~30kgにもなるワイヤーハーネスについても、軽量化のニーズが高まっています。

こうしたなか、当社グループでは、従来、銅電線を用いていた自動車用ワイヤーハーネスにアルミ電線を適用すべく、いち早く開発に取り組み、2010年よりアルミ電線を室内ハーネスへ搭載開始し、立ち上げ時期、搭載車種数とも、トップランナーとして実績を残してきました。しかし、既開発の「標準アルミ合金電線」は、従来の銅電線に比べ耐振動性が低いため、適用範囲が自動車室内やインパネ配線などに限られていました。

このたび、当社グループが新開発した「高強度アルミ合金電線」は、当社独自のアルミ合金を新規開発することで、従来の銅を超える強度を実現しました(下表)。これにより、エンジンハーネスなど、振動が激しい部位への搭載が可能となり、本田技研工業(株)北米CIVICのエンジンハーネスに採用され、昨年末より量産を開始しています。エンジンハーネスへのアルミ電線の適用は世界初となります。

当社グループはこれからも、よりよい社会の実現に向け、さらなる技術開発を進めていきます。

素材 (新開発)高強度アルミ合金 標準アルミ合金
強度(MPa) 250 120 220
比重(g/cm3 2.7 2.7 8.9
自動車事業本部

【受賞】「トムソン・ロイター Top 100 グローバル・イノベーター 2015」を受賞

受賞トロフィー授与のようす 当社 専務取締役 中嶋誠(左)とトムソン・ロイター・プロフェッショナル(株) 取締役日本営業統括部長 棚橋 佳子様(右)
受賞トロフィー授与のようす
当社 専務取締役 中嶋誠(左)とトムソン・ロイター・プロフェッショナル(株) 取締役日本営業統括部長 棚橋 佳子様 (右)

当社は、世界的な情報サービス企業であるトムソン・ロイター社から「Top 100 グローバル・イノベーター 2015」として選定され、1月15日に同社からトロフィーを授与されました。

トムソン・ロイター社の「Top 100 グローバル・イノベーター 2015」は、独創的な発明のアイディアを知的財産権によって保護し、事業化を成功させることで、世界のビジネスをリードする企業を選出し、表彰するものです。

今回の当社の受賞は、2014年に引き続き4度目であり、当社グループの総合的な取り組みが認められたものと考えています。当社グループはこれからも、社会の変化・技術の動向を先取りし、卓越した独創性を発揮してオリジナリティのある優れた新技術を創出していきます。

【お知らせ】「ひかりTV」向け4K対応IPセットトップボックスへ 4K放送サービス受信機能を追加

StreamCruiser® SmartTV 4100
StreamCruiser® SmartTV 4100

当社は、(株)NTTぷららの「ひかりTV 4K」向けの専用IPチューナー「StreamCruiser® SmartTV 4100(以下、ST-4100)」に対し国内初の商用4K-IP放送サービス受信機能を追加し、昨年11月より「ひかりTV」サービスで運用を開始いただきました。

「ST-4100」は秒間60フレームの超高精細4K(※1)映像と最新の動画圧縮技術であるHEVC(※2)に対応したIPチューナー(IPセットトップボックス)です。このたび、「ひかりTV 4K」のサービス拡充にともない、これまでの4K映像によるVOD(ビデオオンデマンド)サービスに加え、4K-IP放送サービスの受信機能に対応しました。本製品はVODと放送の両サービスにおいて4K映像の受信機能を搭載する国内で唯一のIPセットトップボックスとなり、利用者に最新鋭の映像体験を提供します。

今後も当社は4K・8Kをはじめとする次世代の映像配信サービスの発展に積極的に取り組んでいきます。

※1
4K(UltraHD 3840×2160pixels):フルハイビジョン(2K)の約4倍の解像度。
※2
HEVC(High Efficiency Video Coding):従来(H.264)の約2倍の動画圧縮性能を有する。
ブロードネットワークス事業部

【お知らせ】福島県に切削工具の生産拠点を新たに設立

超硬工具
超硬工具
マルチドリル™
マルチドリル™
鋼工具(カッタ)
鋼工具(カッタ)

住友電工ハードメタル(株)は、2016年4月に切削工具の生産拠点として新会社を福島県に設立します。2017年11月から超硬ドリルと鋼工具を生産し、両製品のグローバルな供給力の増強をおこないます。また、敷地内には、お客さまの技術相談やテスト加工をおこなうツールエンジニアリングセンターを併設し、東北地区での顧客サービス強化を図ります。

当社の超硬工具「イゲタロイ®」は、タングステンを主原料とした高度な粉末冶金技術、加工技術、表面処理技術が施された製品であり、自動車をはじめ、鉄鋼、産業機械、航空機、電機・電子などの多くの産業で使用され、国内トップシェアを有しています。なかでも当社独自の刃型形状と専用材質を用いた超硬ドリル「マルチドリル™」は、お客さまに高く評価され需要が拡大していることから、最新鋭の生産ラインをもつ新会社を設立することとなりました。併せて、ドリル事業に不可欠な再研磨サービスの専用ラインも設置し、東北地方のお客さまに短納期で安心して供給できる体制を完備します。また、当社主力製品の刃先交換型チップの保持具である鋼工具についても、急速に需要が伸びているため、同社にグローバルな製品供給が可能となる高効率な生産ラインを新設します。

さらに、敷地内に、国内6拠点目となるツールエンジニアリングセンターを併設し、お客さまの個別技術相談への対応や、最新設備による各種工具の実加工デモンストレーションを通じて、お客さまの課題解決の提案をおこないます。

当社グループは、本拠点の開設を通じて、東日本大震災からの復興支援をおこなうとともに、これからもお客さまに喜ばれる製品、サービスの提供に努めていきます。

【新会社の概要】

社名
東北住電精密株式会社(仮称)
Webサイト
http://www.tohoku-sumiden.co.jp/
事業内容
切削工具の生産
所在地
福島県田村郡三春町田村西部工業団地内(予定)
資本金
1億円
設立
2016年4月
稼働開始
2017年11月から順次稼働予定
住友電工ハードメタル(株)

【展示会】「第7回 国際 二次電池展 ~バッテリージャパン 2016~」に出展

レドックスフロー電池

3月2日(水)から4日(金)の3日間、東京ビッグサイトで「第7回 国際 二次電池展 ~バッテリージャパン 2016~」が開催されます。

本展示会は、二次電池・キャパシタの研究開発・製造に必要なあらゆる技術、部品・材料、および二次電池が一堂に出展する世界最大規模の展示会です。

当社は、レドックスフロー電池などを紹介します。

公式サイト
http://www.batteryjapan.jp/
会期
3月2日(水)~4日(金)
会場
東京ビッグサイト
ブース番号
W27-47
出展製品
レドックスフロー電池、FEMS、sEMSA®、デマンドレスポンス、リチウムイオン蓄電システム「POWER DEPO®II」、メガソーラー用ストリング監視システムなど
インフラ事業推進部

【スポーツ】「第60回全日本実業団対抗駅伝競走大会(ニューイヤー駅伝)」ご声援ありがとうございました。

第60回全日本実業団対抗駅伝競走大会(ニューイヤー駅伝)

1月1日に、第60回全日本実業団対抗駅伝競走大会(ニューイヤー駅伝)が、群馬県庁を発着とする100kmのコースでおこなわれました。当社チームは、1区の竹澤選手が区間5位と健闘を見せましたが、総合38位となりました。皆さまの温かいご声援ありがとうございました。

また、今年も当社が特別協賛する3月6日(日)開催の「第71回びわ湖毎日マラソン大会」へのご声援も宜しくお願いいたします。

陸上競技部

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