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海外駐在社員レポート #03

中国

住友電工貿易(深圳)有限公司(中国)
森 咲子
2016年入社/経営学部卒
  • 2016年デバイス営業統轄部海外電子デバイス営業部に配属
  • 2020年住友電工貿易(深圳)有限公司に出向
About Job

現地の仕事内容

住友電工貿易(深圳)有限公司は、中国市場に対して電子・光学部品や、情報通信機器、電力ケーブル、水処理製品等の販売と国際資材調達を行う会社です。ちなみに深圳は、IT企業も数多く進出する発展著しいエリア。駐在員とローカル社員あわせて80名以上の社員が、日々お客様や日本側の拠点とコミュニケーションをとりながら業務に励んでいます。そんななか私が担当するのは、通信機器メーカーに対する電子デバイスの営業活動です。また、それと並行して、販売会社運営のための予算管理や利益管理といった企画分野にも携わっています。日本側の営業部門、製造部門や開発部門といった事業部と連携しつつ、駐在員の立場でローカル社員とともにお客様と直接やり取りする仕事は、最前線ならではの難しさを感じながらも刺激的な毎日です。

Working Abroad

海外で働くうえで大切なこと

中国と日本では商習慣や文化が大きく異なり、駐在員の私がその間で板挟みになることはしばしばです。特に昨今は技術革新をはじめとした事業環境が大きく変化するなかでビジネスを進めているため、製品仕様や価格、納期など、さまざまな場面で意見がぶつかってしまいます。私の役割は、そういった状況でも最適解を見つけ、案件を進めていくこと。お互いの課題や背景を正しく理解した、深い次元でのコミュニケーションを意識しながら、調整を図っています。思惑通りに進まないことも多々ありますが、双方が納得する解決策が見つかり、さらにお客様が喜んでくれたときには、それまでの苦労が一気に吹き飛びます。また、中国には面子を重んじる文化があるので、やりとりする際には必ず相手を立て、面子を傷つけないよう細心の注意を払っています。

Challenge

住友電工で実現したいこと

住友電工が手がける幅広い製品群は、目まぐるしく変化する世界の発展において欠かせないものばかり。グローバル企業としての責任と存在感は、さらに増していくでしょう。ただ、私が中国に赴任してから約1年が経過しましたが、その間に事業環境は大きく変化し、中国国内では困難な状況が続くことが予想されています。日本と中国の双方が一体感を持ってこの難局に立ち向かうために、私にできることはまだまだあるはずです。まずは、日々のコミュニケーションから大きな仕組みづくりまで、細部に気を配りつつスピード感をもって行動を続けること。そして、お客様、ローカル社員、日本側から信頼される駐在員になることを目指します。また、入社数年の若手時代に実現した貴重な駐在経験を、日本に戻った後のキャリアにも活かしたいと考えています。

Schedule 1日のスケジュール

  • 9:00

    出社・ミーティング

    所要の手続きや納期の予定について、日本の海外営業部門・製造部門・開発部門とミーティング。顧客要求を満たすために、諸条件を調整。

  • 9:00

    資料作成

    午後の顧客訪問に向けて資料作成。ミーティングがスムーズに進むよう推敲。

  • 12:00

    昼食

    同僚と中華料理のレストランに行ったり、デリバリーを頼んだり。

  • 13:00

    メールチェック

    中国と日本は時差がないため、業務時間中も頻繁にメールのやりとり。

  • 14:00

    顧客訪問

    となりの市に拠点を置く顧客のもとを訪問。価格や納期、開発予定の新製品について議論。

  • 18:00

    退社

OFFの過ごし方

普段の休日は、趣味の音楽(バンドでピアノ演奏)をしたり、在中日本人が活動するサークルでバドミントンをしたり、中華料理や日本食の食べ歩きをしたりしています。また、大型連休の際には、中国各地の名所に出かけ、王朝の歴史や雄大な自然を満喫することも。特に印象に残っている場所は、四川省にある九塞溝です。

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